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【プレスリリース】『重要KPI特化型モデリング』サービスの提供開始

弊社は、かねてより企業のM&Aや資金調達を財務的側面から包括的にサポートし、クライアント企業の財務戦略の策定・実行を支援して参りましたが、この度、M&A/出資時における事業計画策定支援業務として、新たに『重要KPI特化型モデリング』のサービス提供を開始いたします。

重要KPI特化型モデリングサービスとは

重要KPI特化型モデリングとは、買収/出資対象会社の重要なKPIにフォーカスを当てて変数として設定し、かつ極力単純化した事業計画モデル(エクセルモデル)を作成してM&A/出資を検討する企業に対して提供することにより、M&A/出資のプロセスの中で実施される対象会社の計画に対する分析/検討を効率的に実施できるよう財務的な見地から支援するサービスです。

事業計画モデルが必要になる場面

M&A/出資時における価格の重要性は言うまでもありませんが、案件の進捗に応じた適切な価格検討がなされなかった結果、M&A/出資が失敗に終わる例は数多く存在します。

適切な価格検討には、対象会社の事業計画の分析/検討が欠かせません。案件の初期段階で売り手から提供を受ける事業計画は、売上総利益や営業利益といった段階利益しか示されていないことも多いため、買い手/出資企業側で情報収集を進めて事業計画をKPIに分解し、合理的な範囲内での分析を実施することが有用です。

また、デュー・ディリジェンスが進行する中では、デュー・ディリジェンスの検出事項を元に売り手の事業計画をシナジーケースやネガティブケースなどのシナリオごとに分析し、買い手/出資企業として考える対象会社の価値の上限を検討します。

さらに、買収/出資後を見据えて現実的なKPIを検討し事業計画において変数として設定しておくことは、買収後の一貫した管理プロセスの構築を可能にするとともに、シナジーの早期創出に向けた課題の把握も可能となるため、価格交渉の最中においても常に意識する必要があります。

このような分析/検討を効果的かつ効率的に進めるには、対象会社の事業計画に対して買い手/出資企業の考える複数のシナリオを適時適切に反映できることが重要となります。そのために重要なKPIを変数として設定し、単純化した事業計画モデル(エクセルモデル)を作成し、試行錯誤を容易にできるようにしておくことが必要となります。

重要KPI特化型モデリングの特徴

事業計画のエクセルモデルとしては、アドバイザーや金融機関のみが操作することを前提として作成された複雑性の高いモデルが一般的ですが、M&Aの主体である買い手/出資企業の担当者が自身で運用できないモデルとなっていては意味がありません。

当サービスでは重要なKPIにフォーカスを当てて単純化することで企業の担当者にも操作可能かつ、長期的に運用可能なシンプルなエクセルモデルをご提供します。シンプルなエクセルモデルは、自身で運用することで案件の各段階に応じた分析/検討にご活用いただけることはもちろん、社内稟議プロセスや、買収/出資後のモニタリング/減損テストにも利用いただくことができます。

マイノリティ出資検討における活用

M&Aによる株式取得やマジョリティ出資以外に、マイノリティ出資を検討する企業にとっても簡易的なモデリングを行うことにより回収可能性や減損可能性をあらかじめ検討することが有用です。一方、マイノリティ出資において多額の費用を投じて複雑なモデル構築を依頼することも現実的ではありません。

そこで重要なKPIにフォーカスし簡易化されたモデリングを用いて検討することが現実的かつ有効な手段となります。

おわりに

M&Aに関わる買い手/出資企業の社内リソースでは困難なモデリングを支援するとともに、第三者機関である弊社からのバリュエーションと併せて活用いただくことで、買い手/出資企業による意思決定がより有効に行われるよう支援いたします。

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