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株式会社丸栄のデット・エクイティ・スワップによる第三者割当増資に際しての価格算定

2011年10月

　株式会社丸栄(名証・東証各1部、8245)が、いわゆるデット・エクイティ・スワップ(DES)による第三者割当増資を実施するに際して、割当先から現物出資される転換社債型新株予約権付社債と、その対価となる普通株式の価値算定を実施しました。

　本件取引は、経営再建の途上にある発行会社が、親会社である興和株式会社へ割り当てた転換社債型新株予約権付社債をDESにより株式へ転換することにより、さらなるリストラクチャリングに備えた財務体質の強化と親会社との一層の関係強化を図るものです。

　本件取引の検討段階において、発行会社の市場株価はDESの対象となった転換社債型新株予約権付社債の転換価格を大きく下回っており、普通株式への転換は事実上不可能な状況にあったため、当該新株予約権付社債を時価で再評価した上で現物出資するDESの手法が採用されました。弊社は、第三者算定機関として当該新株予約権付社債の公正価値を算定したほか、その前提となる発行会社の普通株式の価値を算定しております。

　なお、本件取引の実施に際しては、弊社の代表取締役であります公認会計士中嶋克久が、現物出資財産である転換社債型新株予約権付社債の価額が相当である旨の証明書を提出しておりますが、独立性の観点から、当該新株予約権付社債に係る価値算定には関与しておりません。