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双日株式会社によるさくらインターネット株式会社株式に対する公開買付けにおける株価算定

2011年02月

　双日株式会社（以下「買付者」といいます。）がさくらインターネット株式会社（以下「対象者」といいます。）の普通株式を対象とした公開買付けを行うに際して、対象者が本公開買付けへの意見表明を行うための参考とするため、対象者側のフィナンシャル・アドバイザーとして対象者株式の価値算定を実施しました。

　本公開買付けは、対象者を買付者の連結子会社とすることにより、対象者の独立性を確保しつつ、買付者と対象者との戦略的パートナー関係を深化させることを目的としたものです。

　対象者が公開買付けへの意見表明を行うに際しては、買付者の属性、公開買付けの実施の背景を検討する必要がある他、公開買付価格が重要な考慮要素となります。そのため、対象者の取締役会が対象者株式の適切な時価を把握して公開買付価格と比較判断することは不可欠であり、そのためには第三者機関による算定により客観的な株式価値を把握した上で意見形成を行うことが、取締役の善管注意義務の観点から必要となります。意見表明に関して第三者機関による評価の取得が法令上義務づけられるものではありませんが、実際に最近の事例では、意見表明を行う対象者のほとんどが第三者機関に株式価値の算定を依頼し、算定書を取得しております。

　本公開買付けにおいても、対象者取締役会は、公開買付価格と弊社の算定結果との比較検討により賛同意見を出すか否かの判断を行っております。