実績紹介

■ カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のMBOにおける第三者算定機関の受託


 

 

株式会社MMホールディングスによるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の普通株式及び新株予約権に対する公開買付けに際して、対象者により選任された独立委員会からの委嘱を受け、対象者普通株式の価値算定を実施しました。

本公開買付けはMBO(経営者による企業買収)の一環として実施されたもので、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の創業者である増田宗昭氏が、対象者の発行済株式の41%と公開買付者の全株式を保有し、なおかつ双方の代表取締役を兼ねるなど、強い利益相反の構造が存在していました。

このことから、本公開買付けの実施に際しては、取引の透明性及び客観性を確保するための特段の措置が講じられました。具体的には、外部有識者からなる独立委員会が組成され、対象者による意見表明に先立ち取締役会へ答申を行うだけでなく、本公開買付けに係る条件等についての交渉を行うものとされました。このような背景から、本公開買付けにおいては独立委員会が独自にフィナンシャル・アドバイザーを選任することとなり、弊社が委嘱を受けるにいたったものです。

MBOを始め、二段階買収によるスクイーズアウトを伴う組織再編が活発化する中で、少数株主保護の観点から、手続の公平性、透明性を確保する要請は年々高まっています。本公開買付けは、第三者からなる独立委員会に条件交渉を含む広汎な権限が委嘱された事例であり、今後の実務におけるスタンダードになりうるものとして注目されています。